思うに、ものを作るのが好きなのは母の血です。
フルタイムで仕事をしていた母ですが、若い頃はセーターも編んでいたし、レース編みをしていたのも覚えています。ビーズの刺繍なんかもしていたっけ。退職してからは革細工にハマってちょっとした講師などもしていたようです。
私も大いにその血を受け継いだわけですが、決定的に母と違うのは詰めの甘さ。四角い部屋を丸く掃くタイプの私は要所が雑でそれなり以上のものは出来ません。面倒臭がりだから事前準備とかも嫌いだし。だからすぐに頭打ちになって、頭打ちになると大した努力もせずに投げ出してしまう。
そんな私がこんなにも布ぞうりにハマっている理由を考えてみました。
まず、材料費がいらない。
縦糸となるロープだけは買っていますが、メイン材料は着古したTシャツだったりシミやら虫食い穴やらのある着物だったり、もう元の用途では使うことのない古布です。
これはケチな私には大事なことなのです(笑)
次に、捨てるか雑巾にするしかなかった布が蘇る快感♡
そして最後に、簡単なこと♪
これ、何より大事。
もちろんコツはありますし、要所を疎かにしていると雑なものしかできません。それでも何とか完成形までもっていけるこの簡単さ。
これこそ、詰めの甘い難しいことが嫌いな私のためにあるようなハンドメイドではないですか!(笑)
今はとにかく作るのが楽しい♪
いま作っている草履は着物をほどいて裂いた布を使っていますが、もう少し慣れてきたら着古したデニムなんかでも作ってみたいなぁ。
夢は膨らむばかりです(^^)